国際協力の現場から Vol.12
無理なくできる身近なことから
text by 山口菜穂子
先日、ある保育園から年長の子どもたちに国際協力についてのお話をしてもらいたいという依頼があった。保育園でそのような取り組みが行われているのは非常に素晴らしいことだと思い、協力を即決した。
その保育園では、ペットボトルのキャップを集めて、それを開発途上国の子どもたちに贈るワクチンに替えて届けているNPOに協力しているということだった。このように、私たちの日々の暮らしのなかでできることが、世界の大変な状況にある人々のサポートになる仕組みというのはすてきだと思っている。同時に、そういった仕組みについて多くの方に理解をしていただくことも非常に重要なことだと感じた。そこで、今日はどういった仕組みでペットボトルのキャップが開発途上国の子どもたちのワクチンになるのか紹介してみたいと思う。
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