ノースコリア・ファイル〜激動・北朝鮮の最新情報〜 Vol.09
正恩体制で確立した首領と書記室の“ツートップ”体制
〜妹の与正氏が現在の実質ナンバー2か〜
text by 東正彦
今回は金王朝の統治システムの変化を見ていく。
金日成(キム・イルソン)時代は、金日成が主席として朝鮮労働党中心の統治を行っていた。中国共産党が統治する今の中国と似ている。最高意思決定機関である党大会は6回開催された。最後に開催したのが1980年の10月。7回目は、金正恩(キム・ジョンウン)委員長時代の2016年5月まで待たなければならない。
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