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ノースコリア・ファイル〜激動・北朝鮮の最新情報〜 Vol.20

「3階書記室の暗号:太永浩の証言」を読み解く③

〜90年代北朝鮮の経済危機を救ったのは中国ではなく米国〜

text by 東正彦


本コラムでは、韓国に亡命した元駐英公使、太永浩(テ・ヨンホ)氏が昨年発表した自伝「3階書記室の暗号:太永浩の証言」の要点を紹介している。最終回となる3回目は、太氏から見た北朝鮮と対外関係を紹介する。

その前にまずは北朝鮮と国交を結んだ国は164カ国に上るという事実を抑えておく必要がある。さらに、北朝鮮の非公開資料「合弁投資委員会」によると、これまで北朝鮮に投資実績がある国として、中国以外にも、シンガポールやマレーシア、オーストラリア、タイ、イギリス、フランス、フィンランド、オランダ、デンマーク、ポーランド、ロシア、オーストリア、アルゼンチン、エジプトなどの国が挙がっている。

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「3階書記室の暗号:太永浩の証言」を読み解く③

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