「韓」察眼～現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.47
曺国法相の疑惑めぐり保革の対立激化
～386世代への理解が鍵～
text by 早田亮
韓国の世論が真っ二つに分かれている。文在寅（ムン・ジェイン）大統領に反発する保守派とその文氏を支持する進歩派がソウル市内で、それぞれ200万〜300万人からなる大規模デモを展開。お互いが自らの主張を「民心」と叫ぶ異例の事態となった。その引き金となったのが曺国（チョ・グク）氏の新法相就任だ。娘の不正入学疑惑など家族を巡る一連の疑惑を抱える曺氏の任命を文大統領が強行したことで、保守派の政権に対する不満は頂点に達した。
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