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「韓」察眼~現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.49

韓国で官民挙げてAIブーム

~政府、年内にも「AI国家戦略」策定 課題は専門人材の不足~

text by 早田亮


韓国が官民を挙げて人工知能(AI)に力を入れ始めた。韓国では、米グーグル「アルファ碁」が朴槿恵(パク・クネ)政権時代の2016年に、当時は世界最強の囲碁棋士と言われたイ・セドル九段を破ったことで、AIに対する関心が一気に高まった。

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朴政権は財閥大手との協力事業として「AI研究所」を発足。サムスン電子や現代自動車、ネイバーなど7社が出資し、韓国政府も5年間で計750億ウォンに上る研究予算を投入する計画だった。ただ、朴前大統領の友人による国政介入事件「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」が間もなく発覚。官民事業の見直しの一環で政府予算がすべて打ち切られた。

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韓国で官民挙げてAIブーム

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