「韓」察眼～現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.53
元徴用工問題で「被害者中心主義」の原則を堅持
～文氏、新年の記者会見で国会議長案を事実上否定～
text by 早田亮
韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は1月14日、大統領府での年頭記者会見で、元徴用工問題で改めて被害者の同意が得られる方法で解決しなければならない「被害者中心主義」の原則を堅持する考えを示した。同問題を巡っては国会で、日韓で募った寄付金を元徴用工らに支給する文喜相（ムン・ヒサン）国会議長の法案が提出されているが、一部の市民団体は日本の謝罪が前提になっていないとして反発している。
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