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ノースコリア・ファイル〜激動・北朝鮮の最新情報〜 Vol.38

正恩氏、外相後任に軍人出身者

〜対米交渉「正面突破」シフト 対応迫られる米韓〜

text by 東正彦


昨年12月28日から31日まで開催された朝鮮労働党中央委員会総会で経済制裁の「正面突破」すると発表した金正恩(キム・ジョンウン)委員長がこのほど、北朝鮮の外相を外務省出身の李容浩(イ・ヨンホ)氏を解任し、対韓国政策の責任者を務めた軍人出身の李善権(イ・ソングォン)氏を据える人事を断行した。これまで米国との交渉経験がなく、基本的に南北軍事会談の専門家である李氏の外相就任は、国際社会の対北朝鮮制裁を正面突破するという正恩氏の立場を反映したものと解釈することができる。今後ますます非核化に向けた米朝交渉への期待は薄れそうだ。

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正恩氏、外相後任に軍人出身者

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