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「韓」察眼~現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.10

揺れる韓国自動車業界

過激労組で生産性が大きく低下

text by 早田亮


韓国自動車産業が不振だ。2017年の韓国の自動車生産台数は411万4913台で前年比2.7%(12万台)減少した。辛うじて世界順位6位は守ったものの、今年メキシコを下回るのは確実とみられる。専門家は、低い生産性と硬直した労働市場という問題を克服しなければ、自動車産業の衰退は避けられないと警鐘を鳴らす。ここにきて、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)傘下の韓国GMは経営危機で3つの完成車工場のうちの1つの閉鎖を発表した。こうした自動車産業の不振の原因の一つに過激な労働組合の存在が挙げられる。

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