ノースコリア・ファイル〜激動・北朝鮮の最新情報〜 Vol.04
拡大する北朝鮮の市場経済
〜チャンマダンと「総合市場」〜
text by 東正彦
金正恩(キム・ジョンウン)時代に入ってから「チャンマダン」と呼ばれる野外市場がにぎわっている。現在は住民の75%が市場での営利活動で生計を立てているといわれる。
チャンマダンの起源は、1980年代に毎月1日、11日、21日に開かれるようになった「十日市」までさかのぼることができる。そのころは、計画経済に不具合が生じたことから、農民には政府に納める「人民消費品」を生産するかたわら、「副業畑」も認められるようになっていた。
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