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リアル・アメリカ〜知られざる政治経済・社会・メディアのいま〜 Vol.21

「燃える聖書」は米中戦争に向けた狼煙(のろし)になるのか

~中国によるキリスト教弾圧がもたらす深刻な結果~

text by 渡瀬裕哉


9月初旬、北京に存在していた政府非公認のキリスト教地下教会が中国共産党当局によって弾圧された。その際、中国当局によって聖書が焼き払われる模様が動画でネット上に拡散されることになった。(キリスト教迫害監視団体「China Aid」代表のツイッター:聖書が焼き払われた模様を伝える動画)

中国当局によるウイグル、チベット、法輪功などへの弾圧は広く知られており、今年の7月末にペンス副大統領が宗教者を集めたイベントで講演した際にも新疆ウイグル自治区の過酷な環境を厳しく非難している。中国当局のキリスト教に対する強圧的な姿勢も決して軽視されてきたわけではないが、他宗教の現状と比べて相対的に注目されてきたとは言い難い。

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「燃える聖書」は米中戦争に向けた狼煙(のろし)になるのか

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