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「韓」察眼~現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.37

韓国半導体大手2社が巨額投資

~サムスン電子とSKハイニックス、日本企業も恩恵~

text by 早田亮


韓国の半導体大手のサムスン電子とSKハイニックスがこのほど相次いで巨額投資を断行すると発表した。メモリ半導体で世界トップのサムスン電子は2月、半導体を受託生産するファウンドリー事業に2030年までに計133兆ウォン(約12兆9000億円)を投じると発表した。

メモリ需要は世界的に鈍化

具体的には、システムLSI(大集積回路)の受託生産設備に60兆ウォン、残りの73兆ウォンを研究・開発(R&D)に投じる計画。専門人材の育成などで1万5000人の雇用を創出する。下請け業者などの間接雇用は45万人を見込む。

サムスン電子は世界的なメモリ需要の鈍化が響き、19年1〜3月期の連結営業利益が前年同期比で6割減だった。メモリ市況の変調に備えるため、受託生産事業を育成する必要性が高まっていた。

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韓国半導体大手2社が巨額投資

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