360VIEW

ウォッチ!永田町〜ここがポイント国会情勢〜 Vol.41

首相の衆参ダブル選戦略狂う

〜内閣不信任案否決し参院選突入〜

text by 山岡忠志


安倍首相の性格の特徴の一つは短気だ。第1次安倍政権のときには、自分が成立させると決めた法案の継続審議などは認めず、すべて成立させてきた。防衛庁の省への昇格、教育基本法の改正、国民投票法などの与野党激突法案でも、数の力を背景に、強行採決を連発して成立させてきた。

首相激怒「金融庁は大ばか者」

それが、退陣後、しばらく“修業”をした結果だろう、少し変わった。国会質疑のやり取りの最中、野党の中傷に我慢ができず、座ったまま口をはさんで挑発に乗ることもあったが、ぐっとこらえて笑顔を見せながら余裕をもって対応するようになった。それが成長の証、長期政権の根拠として語られることもある。

この記事を購読するには、「オンライン会員」への登録手続きが必要です。
すでに登録がお済みの方は、ログインしてお読みください。

首相の衆参ダブル選戦略狂う

新着記事

  1. 世界思想Vol.61

PAGE TOP