ウォッチ!永田町〜ここがポイント国会情勢〜 Vol.43
与党改選過半数で政権基盤安定
〜改憲案の取りまとめが次の焦点〜
text by 山岡忠志
7月21日に投開票された第25回参院選は、与党が自民57、公明14の計71議席を獲得し、改選過半数の63を超えた。非改選の70議席を加えると141議席で、与党は参院全体の過半数となる123を超えた。この結果、安倍晋三首相は、安定して政権運営ができる数の基盤を確保した。
野党内の4人以上の協力得られるか
ところが、安倍首相が初めて前面に押し出して戦った憲法改正については、改憲に積極的な維新と合わせても国会発議に必要な3分の2議席(164)に届かず、野党内の改憲議論に前向きな4人以上の議員の協力を得なければならないことになった。それ故、首相がいかに多数派を形成できるかが今後のポイントだ。
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