360VIEW

「韓」察眼~現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.64

ボルトン回顧録で揺れる文政権

~北朝鮮への融和政策は国内政治向けのパフォーマンスか~

text by 早田亮


ボルトン氏の回顧録で韓国の政界やメディアで物議を醸している。保守派は文在寅(ムン・ジェイン)政権の対北朝鮮政策への批判を強める一方、革新派は「公正さに欠ける」と応戦する。まずは、文大統領について言及している箇所を拾ってみよう。

ボルトン氏「文大統領は理想と国策を混同」

文大統領は2018年6月にシンガポールで開催予定の米朝首脳会談を控え、トランプ大統領との電話会談で「奇跡のような成果を挙げることができるよう、我々韓国国民は心を尽くして祈願する」とした。この内容を聞いたボルトン氏は回顧録で、当時の感想を「死に近い経験」(a near-death experience)と表現している。

この記事を購読するには、「オンライン会員」への登録手続きが必要です。
すでに登録がお済みの方は、ログインしてお読みください。

ボルトン回顧録で揺れる文政権

新着記事

  1. 世界思想Vol.61

PAGE TOP