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ノースコリア・ファイル〜激動・北朝鮮の最新情報〜 Vol.62

核武装で対外路線を強化

正恩氏、米国には一定の配慮も

text by 東正彦

今回は、「核武装を中心とする対外路線強化」というテーマで北朝鮮の現状と今後を分析したい。前回の「北朝鮮パワーエリートの変動」の続きとなる。

核保有の既成事実化狙う

金正恩(キム・ジョンウン)総書記は1月12日、年初に開催された労働党第8回大会を締めくくる演説で、「国家の防衛力を質・量的に一層強化することが重要な課題」とし、「核戦争の抑止力をより強化しながら最強の軍事力」を確保するという路線を強調した。

また、党の規約を改正。「共和国の武力を政治思想的・軍事技術的に不断に強化すること」と「祖国統一のための闘争に向け、強力な国防力で(米国からの)根源的な軍事的な脅威を制圧し、朝鮮半島の安定と平和的環境を守護する」という目標を提示した。

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核武装で対外路線を強化

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