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「エルサレムはイスラエルの首都」米トランプ政権の宣言に世界は困惑

世界の主要な一神教のユダヤ教、イスラム教、キリスト教の聖地があるエルサレム。トランプ米大統領は12月6日、このエルサレムをイスラエルの首都として公式に認め、米国大使館を現在のテルアビブから移転する手続きを開始すると宣言しました。米歴代政権では初で米国の中東政策の一大転換となります。トランプ氏は一方で、パレスチナ国家を樹立しイスラエルとの共生をめざす「2国家共存」の枠組みを今後も支持する考えを示しました。

これに対し、アラブ・イスラム諸国は一斉に反発し、抗議デモも広がっています。米政府の発表を受け8日に行われた国連安全保障理事会の緊急会合でも、英仏とドイツ、イタリア、スウェーデンの欧州5カ国が首都の認定に反対する共同声明を発表。米国を除く理事国14カ国全てが米国の決定に反対や懸念を示しました。

イスラエル・パレスチナ間の中東和平交渉の再開は不透明になり、この地域の地政学リスクが再びクローズアップされてきました。

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