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「韓」察眼~現地日本人記者が見つめる韓国社会〜 Vol.06

通貨危機から20年 「第2の危機」はあるのか?<下>

財閥による内部取引と技術の奪取の根絶が経済成長の鍵

text by 早田亮

韓国にはかつて「大馬不死」(財閥企業は死なない)という言葉があった。韓国政府が外資を誘致し、低金利で財閥企業に融資して成長を促した。膨らんだ債務は、金融機関が引き受けた。これを「官治金融」と呼び、財閥主導の経済成長と表裏一体の関係だったと指摘する専門家も多い。財閥主導の経済体制と官治金融の問題点を「財閥が利益を私有化する一方で、コストを社会化している」という表現もある。

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