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#132 ウクライナ情勢はトランプ大統領の掌の上

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リアルアメリカ〜知られざる政治経済・社会・メディアのいま〜

ウクライナ情勢はトランプ大統領の掌の上

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text by 渡瀬裕哉

わたせ・ゆうや=国際情勢アナリスト
早稲田大学公共政策研究所招聘研究員。トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリストとして活躍。著書『トランプの黒幕 共和党保守派の正体』(祥伝社)は、Amazonカテゴリー「アメリカ」1位を獲得。主なメディア出演実績・テレビ朝日「ワイド!スクランブル」、雑誌「プレジデント」「ダイヤモンド」など。

トランプ大統領とゼレンスキー会談が破断した後、世界に起きた現象は鮮やかなものであった。欧州が軍事費を127兆円まで増額する軍拡計画を決定し、ゼレンスキー大統領はトランプ大統領に鉱物資源契約を含めた書簡を送付した。この2つの条件は米国がウクライナ問題に関与する大前提であり、ゼレンスキー大統領(そして間接的には欧州諸国)に実質的な説教を行うことで、自らの政権が望む国際環境を構築したのだ。

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