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#103 リズ・チェイニー下院議員の予備選挙敗北が示すもの

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リアルアメリカ〜知られざる政治経済・社会・メディアのいま〜

リズ・チェイニー下院議員の予備選挙敗北が示すもの

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text by 渡瀬裕哉

わたせ・ゆうや=国際情勢アナリスト
早稲田大学公共政策研究所招聘研究員。トランプ大統領当選を世論調査・現地調査などを通じて的中させ、日系・外資系ファンド30社以上にトランプ政権の動向に関するポリティカルアナリシスを提供する国際情勢アナリストとして活躍。著書『トランプの黒幕 共和党保守派の正体』(祥伝社)は、Amazonカテゴリー「アメリカ」1位を獲得。主なメディア出演実績・テレビ朝日「ワイド!スクランブル」、雑誌「プレジデント」「ダイヤモンド」など。

11月連邦議会中間選挙に向けて共和党・民主党の候補者を決める党内予備選挙が実施された。党内予備選挙は現職議員も新人候補者も同じ土俵で党の公認を巡って戦いを繰り広げる。8月に予備選挙で敗れた元副大統領の娘であるリズ・チェイニー下院議員は共和党保守派の議員であった。いや、過去形ではなく現在においても保守派であることは間違いないだろう。彼女の言動を理解するには、米国政治の文脈における「保守とは何か」を知ることが重要だ。

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